2018年2月22日(木)のWBS「治る!最前線」のテーマは歯周病でした。「歯周病」は30代以上のおよそ8割の人が患っているといわれているそうです。
自覚症状がないまま重症化させ、歯を失うことも多いとのこと。kojiも歯には全く自信がありません。今、歯医者に行ったらすぐに治療開始を宣言されるのではないかと思っています。
WBSのナレーターが言っていました。
「気づかないだけであなたも歯周病かもしれない!」
いやいや、「なんとなく気づいているけれど、何もしていない」という人が一番多いのだと思います。
WBSが実施した歯周病の実態調査
・対象:30代40代50代の男女5人
・場所:水村歯科医院(東京・武蔵野市)
・結果:5人中4人が歯周病
<コメントなど>
1)40代の男性、一見きれいな歯のように見えるが、歯茎から出血が、、、。歯周病。
医師「この部分が、触っただけですぐ出血してきますよね。」
2)30代の男性、きれいに見えるが、この男性も歯周病が見つかった。
医師「歯茎に炎症がありますので歯槽膿漏ということですね。」
3)50代の男性、重度の歯周病だった。
医師「部分的には重症なところもありますから、治療が必要だと思います。」
50代男性「歯磨きをしていて奥歯が痛いなと思ってたんですが、もろに歯周病だった。」
歯周病について
・現在歯周病の患者数はおよそ330万人。
・日本人が歯を失う原因で最も多い。
歯周病の進行
・歯周病の原因は口の中で繁殖した様々な細菌。
・この細菌が、歯と歯茎の間に入り込み増殖すると、歯茎に炎症を引き起こし、出血する。
・進行すると歯を支える骨を溶かし、やがて歯が抜けてしまう。
大阪大学 歯学部附属病院 村上伸也病院長
「歯周病は、命を脅かすような病気ではないですけども、知らない間に進行してしまうということは、一番注意すべきかなと。」
歯周病の新治療法 「リグロス」で組織を再生
〇取材場所=大阪大学歯学部附属病院(大阪・吹田市)。
〇治療を受けた人=数年前から歯周病を患っている、50代の鈴木さん。
鈴木さんは、歯を支える骨が溶けて隙間が空いている。
鈴木「歯が抜ける恐怖、、、、なくなったらどうしようとか、、、」
鈴木さんは、歯茎と骨をよみがえらせる再生治療を受けることにした。
手術の様子
柏木陽一郎 歯科医師が執刀。治療は局所麻酔を使って行う。
・はじめに歯茎にメスを入れて切開。
・歯と歯茎の隙間に入り込んだ細菌の塊を専用の器具で取り除く。
・汚れを取り取り除いた箇所に、「リグロス」という薬剤を投与。
・開いた歯茎を縫い合わせる。
「リグロス」という最新の薬剤は、タンパク質の一種で、溶けた骨を再生し、歯茎の成長を促してくれる。
9ヶ月ほどで再生させる!
治療は2時間ほどで終了した。
リグロスを使った治療の効果
別の患者のレントゲン画像で解説・・・治療後、9ヶ月で4ミリほど歯の組織が再生!!
大阪大学歯学部附属病院 村上伸也病院長
「失われた歯茎や骨を元に戻すことが可能になりましたよ。それが保険で受けていただけますよということは患者さんにとって大きなメリットだと思います。」
リグロスを使った治療の費用
この再生治療には保険が適用され、費用は3割負担でおよそ1万7000円。
痛みなし!レーザーで殺菌 歯周病の最新治療
〇取材場所:徳真会クオーツデンタルクリニック(東京・渋谷区)
〇治療を受けた人:50代の平野さん。
平野「歯茎が腫れてきて病気が進む。その時は痛いですよね。」
そこで痛みやない最新治療を受けることに。
Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)による最新治療
痛みのない治療に使うのは「Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)」 という最新の治療装置。
先端から出るレーザーが最近の塊を一瞬で死滅させる。
治療の様子
・レーザーを歯と歯茎の間におよそ10秒間照射する。
治療の原理
・レーザーは、細菌の塊に含まれる水分を一瞬で蒸発させる。これで殺菌できる。
この治療の特徴
・痛みも感じないため、麻酔を使わずに治療ができる。
・治療の効果は2、3ヶ月持続する。
徳真会 ウオーツデンタルクリニック 石川烈歯科医師
「レーザー治療は騒音もありません、振動もありません。痛みも出ません。治療効果が非常に高い。」
治療の費用
治療費は全額自己負担で、このクリニックでは1回につきおよそ1万円。
kojiは思った
自覚症状なく進行するのが歯周病の恐ろしさですね。
今回の治る!最前線を見て、心配になりました。すぐにでも歯医者に行って、診てもらいたいと思いましたが、仕事の事とかもろもろ考えて「やっぱり様子を見よう」ということになります。歯ぐきからの出血がはっきりわかるくらい多いとか、とても痛いとかいうことがないと、なかなか通院できそうもありません。
せめて、ブラッシングをしっかりやりたいなと改めて決心したところです。
今回紹介されていた「再生治療」は心強かったです。「歯周病は手遅れになったらどうしようもない」と思っていましたが、組織再生のチャンスがあるとは!
しかも治療費も手が届く範囲でした。いざという時には、ぜひともこの治療を受けたいと思いました。
最近よく思いますが、このさき「ピンピンコロリ」という亡くなり方をしたいです。亡くなる間際までピンピンしていて、ある日コロリと息をひきとる。いいですね。そのためにも、歯はとても重要だと思うのです。
また、歯周病は心臓疾患・脳血管疾患や糖尿病と深い関係があるとか。歯周病原因菌が動脈硬化をすすめることがわかってきたそうです。
(日本歯周病学会)歯周病が全身に及ぼす影響
また歯周病は認知症を悪化させるという事も、広く言われるようになってきました。いろいろなデーターが積みあがってきているようですね。
歯周病が認知症を悪化させるメカニズム解明!この事実の一方、歯科検診受診は約49%にとどまり…
これは、結構説得力がありました。kojiも50代後半に入りました。歯への意識を高めたいと思います。
小さいころ見たコマーシャル。「リンゴをかじると血が出ませんか?」を思い出しました。
あるんですね、Youtubuには、、、。
記憶では、「歯茎から血が出ませんか」でした。「歯茎から」は入っていなかったのかな?思い込みかもしれませんね。
別の角度からの記事も見つけました。面白かったです。
リンゴが教えた口の健康 「デンターライオン」50年
2回目の東京オリンピック。50年前はというつながりで、このコマーシャルも話題になるかもしれないなと思いました。