最新の傘たち。小さいけれど進化はしている。

梅雨入り!注目の傘事情!

傘は、何十年も同じ形で進化がない!とっている人もいるようですが、あの形は結局は便利な形なんですね。しかも、一見変化がなくても素材や機能面で地道に進化をしています。
傘を使うことが多い時期、新しいアイディアや技術が使われた優れものの傘への買い替えも考えてみましょう。

郵便局で売られている傘=「ポキッと折れるんです」

日本郵便が全国4500の郵便局で6月12日から販売している、その名も「ポキッと折れるんです」。特徴は内側から外側に折れるカサの骨です。強風で傘が裏返しに折れそうになると、骨が折れることにより力を外に逃がし、傘そのものが壊れないような仕組みになっています。ひっくり返っておちょこ状態になっても、閉じて開くだけで元通り。従来の傘だと折れた骨の先端でけがをしたり、強風にあおられて転んでしまうこともありますが、この傘ならお年寄りや子どもでも安心です。また、壊れにくいためごみにもならず環境にも優しい傘なのです。価格は税込み1,080円です。開発は化粧品などを販売している株式会社「長寿乃里」(横浜市)です。日本郵便は通販では販売しないとしています。

函館地方で売っているのは、次の二つの郵便局。大きなところでしか扱っていませんね。その辺の郵便局で買えたら面白いのに。
・函館中央郵便局 040-8799 北海道函館市新川町1-6
・函館北郵便局 041-8799 北海道函館市美原2-13-21
全国の販売郵便局のリストはこちら

すべてがプラスチックの「+TIC」

ぱっと見て何と書いてあるのか読めない商品名ですが、「プラスチック」と読みます。名前の通り、傘のあらゆる備品がプラスチックでできているため、折れにくく錆びもしません。またリサイクルも可能なのでこちらもエコな傘です。また、傘生地の張り替えが可能で長く使う事ができます。プラスチックだと強度が心配ですが、風速32メートルの風でもしなやかに曲がって受け流す事ができます。傘メーカーの「サエラ」が販売しています。色やデザインは全部で10種類、ファッション性も兼ね備えています。

使用後を考えた「キャリーサカサ」

使用後の傘は水滴が広い範囲に落ちて、衣類が濡れたり電車やバスの車内を濡らしたりと、ちょっと不快になりがちです。この「キャリーサカサ」は傘をたたむ際に、逆側に折れて雨に濡れた面が内側に来る構造になっていて水滴が真下に落ちるため、自分も周りの人も濡れる心配がないのです。また閉じた時、下の部分が安定するため自分で立つこともできます。ちょっと足元においてスマホ操作、ということが可能です。台湾からの輸入品で、台湾では10万本以上売れたヒット商品だそうです。お昼の情報番組、「ヒルナンデス」にも取り上げられました。

着せ替えができるエコな傘「トップバリュfururi(ふるり)」

最後はイオンが開発した「fururi」です。自分で簡単にビニール生地を変えられる傘です。別売りの専用生地をアレンジすることにより、60㎝傘は48通り、55cm傘は46通りの柄を楽しめます。この傘、おしゃれなだけではなくエコ商品としても優れています。生地の原料にはCO2の排出を抑えるサトウキビが、傘骨のところには折れにくく錆びない樹脂がそれぞれ使用されており、またパーツが全て簡単に分解できてそれぞれリサイクルできます。昨年の第13回エコプロダクツ大賞で優秀賞を受賞しています。価格は無地で税込み950円、張り替え生地は6種類で、それぞれ734円です。
「トップバリュfururi(ふるり)」

おじさんは思った

日本は世界一の”傘消費国”だそうです。壊れて放置された傘が原因で排水溝が詰まったりすることも多いとのこと。100均一の傘もよくなっていますからね。使い捨てしてしまいがちです。(置き忘れしないような工夫も必要だと思います。)
私たちの小さいころは、傘の修理をしてくれるお店がありました。今は、成り立たない商売なのでしょう。仕方がない面もありますが、壊れにくい傘、リサイクルしやすい傘が増えてきているので、それを選んで使っていくというのが、大人のやり方なのかなと思います。
kojiはいつでも同じ、古びた傘を使っているのですが、おしゃれ重視の傘を一本用意したいものだなと思います。使い分けが出来たら大したものですね。そんな心の余裕を持ちたいと、雨を見ながら思うのでした。