ジェネリックというと医薬品ですね。
本来は。
南こうせつと黒柳徹子がコマーシャルをやったりしています。

最近テレビで、「ジェネリック家電」という言葉を知りました。
この言葉は、2013年頃に登場した言葉で最新のものではないようです。

シャープの破綻があり、東芝の不正問題があり、大手家電メーカーのマイナスイメージが広がっている中、ジェネリック家電はこれからさらに、注目を集めていくのではないかと思います。

2015年10月16日(金)の「情報ライブ ミヤネ屋」で取り上げていました。

家電量販店のヨドバシカメラを取材です。
人気を集めている家電の一つ、ロボット掃除機。
高いものは10万を超えます。
その下といっても、8万円、6万円。

そんな中でヨドバシの店員が勧めてくれたのは、CCPのCZC04WH。
税込み1万4990円。(10%ポイント還元もあります。)

ホームベーカリーでいうと、大手メーカーの製品は、4万円台なのに対して、CCPは5000円以下の値付けです。

この激安家電こそ、「ジェネリック家電」なのです。
ジェネリック家電とは

・家電としての基本性能は維持(大手メーカー並みの性能)
・必要最低限の性能のみ(高齢者にもやさしい)
・価格を徹底的に抑える
・主に小規模な国内メーカーが生産

という特徴があります。

今人気のサイクロン式スティッククリーナー(オーム電機)が、有線タイプですが、5810円。

ジェネリック家電は今や2兆円市場だそうです。

今度はお店を出て、ジェネリック家電に詳しい人物に取材。
流通ジャーナリストの近兼拓史さん。
ジェネリック家電の名付け親でした。

CM が流れないジェネリック家電を様々なメディアで紹介している人物でした。
近兼さんの部屋は、家電製品でいっぱいです。
同じような家電が沢山あります。

商品性能を比較するため、同じジャンルの製品を買いそろえ使ってるそうです。

近兼 「大手のものとジェネリックを比べて、の目で確かめたものをお勧めしているんです。」

近兼さんによると、ジェネリック家電の魅力は安さだけではありません。
・お手軽
・プラスワンの魅力
・オンリーワンであること

実際のお勧め製品は、、、
(1)とにかく安い、あったか3点セット(山善)
・セラミックヒーター、ホットカーペット、こたつ=6千円、6千円、7千5百円。

(2)プラスワンの魅力
・本体を外して、そのまま持ち運べるジューサーミキサー=「モッテイク」
価格は2000円。

(3)オンリーワン
・チョコレートファウンテン(シロカ)=5000円

ジェネリック家電界、伝説のヒット商品
山善の扇風機、2500円

ジェネリック家電のトップメーカー、山善を取材です。

もともとは、戦後間もなく機械工具の専門商社として設立された会社。
時代とともに、仕事の幅を広げ、自社ブランドの家電も扱うようになりました。

中でも最大のヒット商品は、激安扇風機です。
ここ数年売り上げを伸ばし、最大年間340万台売り上げたそうです。
扇風機市場の約3割を占めてるそうです。

激安価格実現の秘密は、、、
(1)シンプルな機能によるコストダウン
(2)開発期間の短縮によるコストダウン
 大手企業の下請けをしていた経験が、開発期間短縮に役立ってるそうです。
(3)徹底した手作り主義でコストダウン
 普通は億はかかると言われている防音室なども、手作りで50万円で作ったそうです。
 商品の撮影やパッケージのデザイン、取扱説明書の作成に至るまですべて自前。(たった2人でこなしているそうです。)

「「モノマネ屋」は「モノマネ屋」のすごさがあるなと思っていたければ、最高かなと思っています。」
とのことでした。

自信に満ちた言葉でした。
すごいなと思いました。

スタジオに持ち込まれたのは、

扇風機(山善)=YLT-AK302
(アマゾンでは3500円を超えていました。)

サイクロン式スティック式掃除機(ドウシシャ)= PIERIA DVS-1401

ノンフライオーブン(ドウシシャ)= PIERIA DCO-1401

安かろう、悪かろうではありませんね。
ジェネリックというネーミングも、良かったと思います。