インフルエンザ対策は早めに。ただ、新しい予防接種は高い。

9月25日(金)の「ちんぷいぷい」という番組でインフルエンザを取り上げていました。
9月下旬の段階で早くも全国で学級閉鎖や学年閉鎖がしているところがあるそうです。

毎年11月ごろから流行が始まり、2月ごろにピークを迎えます。
今シーズはペースがすごく早い模様です。

東京調布市の小学校では2年生のクラスでインフルエンザとみられる症状で9人が欠席。
2日間の学級閉鎖を行いました。

神奈川県茅ケ崎市の小学校でも1年生のクラスで10人がインフルエンザと診断され、2日間の学級閉鎖となりました。
ほかにも北海道から沖縄まで各地でインフレンザの集団感染が発生しています。

6年前、2009年に新型インフルエンザが大流行しました。
世の中が大きく揺れましたね。
対策はしっかりと取りたいものです。

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感染を防ぐためには予防接種が大事です。
その予防接種のワクチンが今年から変わるそうです。

兵庫医科大学の服部益治先生が新しいワクチンンについて解説していました。

インフルエンザの流行は1か月前倒しになりそうな勢いです。
10月に多い喘息も1か月前前倒しでひどくなっているようだとのこと。

猛暑から一気に涼しくなったという気候の変化も関係しているかもしれないということでした。

予防接種は、大体が10月1日から始めている。

今年から、新型ワクチンとなった。

●これまでのワクチン下記4つのうちから3つを選んで予防接種に仕上げていた。
・Aソ連型
・A香港型
・B型(山形系統)
・B型(ビクトリア系統)

WHOが6月に発表する予測をもとに、日本では3つをえらんでいました。
アメリカではすでに4つを入れたものを使っていたそうです。

●今シーズンから4つが入った予防接種になっている。
・A型(新型ブタ2009)・・・入れ替え
・A香港型
・B型(山形系統)
・B型(ビクトリア系統)・・・追加。

【服部先生のポイント】
・日本は感染症対策が先進国の中で遅れていた。
 →例えば、去年デング熱が流行したことなどからいえる。
 ※島国という条件に守られていたが、世の中が変わったので考えを変える必要がある!

・新しいワクチンは、副反応が強く出ることが心配。

・接種にかかる費用は1.5倍に。
 ※同じ液量にもう一種類追加するのは高い技術が必要。
 3000円から5000円だったものが、4500円~7500円に値上がりする見込みだそうです。
 正直言って、ちょっと痛いですね。
 ※一つ増えると、防げるインフルエンザが増えるということ。値段だけでなく効果を考えてほしいとのこと。

<ワクチン基礎知識>
・中学生以上はシーズンに1回でOK。小学生以下はシーズンに2回。
・1回打つと6か月は効果が持つ。

【服部先生の懸念】
・値段が上がることで、予防接種を受けるのをやめてしまうこと。
・家族の中で、除外する人をつくること。

何もせずに、インフルエンザにかかってしまった時のリスクを考えると、
我が家では「高くても打つ」になると思います。

例年よりも1か月前倒しの対策が必要ということは家族で共有したいなと思いました。
いつもよりも早めにかかりつけに申し込むことにしたいと思います。