2016年2月14日(日)、またまた町井愛海さんがテレビに登場しました。
「ビートたけしのスポーツ大将2016」という番組です。
18:57スタートで、4時間以上の大型番組です。
北海道ではHTB(テレビ朝日系列)。
先日は、函館のローカルケーブルテレビの番組でしたが、それとはスケールが違いますね。
番組のコピーは、
「2020年メダリスト候補を発掘せよ!」
主に、小学生や中学生の有望スポーツ選手が、一流アスリートとの対決に挑んで、その力を見せるという企画。
100m走、ゴルフ、サッカー、スポーツクライミング、卓球、野球、アーチェリー、水泳…等。
100メートル走、
100メートル走は、番組の冒頭で行われました。
”北野暴流闘(ボルト)くん2016”というマシンと対決するという趣向。
以前は、「カールくん」でした。
2015年からはたけしの顔をした北野暴流闘(ボルト)くんになりました。
今回の2016バージョンは、「加速度が増す、後半追い込み型」になっています。
暴流闘くんが100メートル。
対する小中学生は20メートルや15メートルのハンディを得て、その分前からスタートします。
小学生や中学生女子は20メートル。
つまり正味80メートル走ることに。
町井愛海 vs 北野暴流闘くん2016
町井さんは「全国トップ!中学最速女王」と紹介されていました。
北海道・北斗市浜分中学校の2年生です。
まず紹介されたのは、6年前に行われた地方の陸上競技大会のビデオ。
(2010年道南秋季陸上競技大会)
圧倒的な走りでした。
これは全国から脚光を浴びるきっかけだったそうです。
次に、自宅でのトレーニングの様子。
(北海道に取材に来たんですね。)
町井さんの速さの秘密は、元陸上部の父親のサポート。
平日の夜は、家の中で筋力トレーニング。
メディスンボールを投げながらダッシュ。
バランスボールに乗りながら、メディスンボールを受けたり投げたり。
階段を使って足を上げる腹筋をしたり。
休日には近くの陸上競技場で技術の確認を。
この練習は小学3年生のときからずっと続けているとのこと。
町井さん 「走りの流れを全部教えてくれて。すごくわかりやすい。」
父親と鍛えた脚力で日本一の女子中学生が、暴流闘くんに挑む!
アナウンサー 「中学女子ナンバーワンスプリンターが登場してきました。将来の夢は東京オリンピックときっぱりと話しています。」
町井さんは、胸に北海道のマークがついたユニフォームで臨みます。
ゴール前10メートルくらいでボルト君に抜かれてしまいました。
80メートルのタイムは10秒26。
ボルト君は9秒70でした。
町井さん 「スタートで低くなり過ぎて出づらかったです。」
ちょっと、残念そうな町井さんでした。
時期的にはまだまだ準備期間で、トップスピードを出すトレーニングはあまりできていないのではないかと推測します。
いつ収録したのかはっきりわかりませんが、ほかの選手が「冬の割にはよかった」というような発言をしていたので、それほど前ではないのではないかと思います。
北海道のグランドは雪が積もっていて、外でトップスピードで走れるようなところはありません。
仕方のないところだと思います。
町井愛海さんのライバル、そして室蘭の男子中学生
町井さんの後に登場したのは、大阪の中学3年生、坂野七海さん。
ぶれることのない体幹が特徴。
細かい技術よりも、体幹をしっかり鍛えることを中心にトレーニングしているそうです。
坂野さんは、10秒16。
ボルト君9秒90。
ゴール直前でかわされました。
タイムでは坂野さんのほうが町井さんよりも良かったということに。
学年は一つ上だし、雪のない大阪で過ごしているし、仕方のないところだと思います。
(それでも2015年の全国中学陸上では、
準決勝1組で町井さんと坂野さんは直接対決。
町井さんが12秒08で1位。坂野さんは12秒39で5位でした。)
中学女子では、北海道帯広に臼井文音さんという選手がいます。
2015全国中学陸上では見事3位となった選手です。
坂野さんと同じく3年生ですから、高校進学を控えて今は忙しい時期だろうと思います。
どの学校へ進むのか、わかりませんが、北海道には残ってほしいです。
今や日本の女子スプリントのエースとなっている福島千里は帯広南商業高校の出身。
もしかしたら、同じ道を歩むのかもしれませんね。
中学男子では室蘭市本室蘭中学校の本谷駿くん(3年)が登場。
ジュニアオリンピック5位だそうです。
85メートルで9秒76。
ボルト君は9秒45でした。
残念ながら及ばず。しかし、さすが男子というタイムです。
改めて、北海道のスプリントは層が厚いんだなと思いました。
切磋琢磨して、みんな東京オリンピックに絡んでいってほしいと思います。