ヘルシーで人気上昇中の「納豆」!そのランキング2017

人気上昇中の納豆

WBSで納豆のランキングを行っていました。(9月7日放送分)
日本の伝統食「納豆」。その歴史は古く、平安時代の書物(「真猿楽記(平安時代)」藤原明衡著)にはすでに納豆という言葉が登場するそう。
納豆は、昔からなじみがあり、体によさそうな感じはしますが、改めて取り上げるのはちょっと不思議な感じがしました。ところがナレーションでは「(納豆は)成熟した市場のイメージもありますが、実は去年過去最高の売り上げを記録していて、商品数もどんどん増えている成長市場です。」とのことでした。

市場拡大の理由は、健康に良いイメージ。健康志向の高まりが関係あると思われます。いま注目の「糖質制限」にも親和性が高いですね。納豆は、去年は過去最高となる売上を記録しました。。(2184億円!!)

新宿の京王百貨店。その中にある高級スーパー紀ノ国屋では,30種類以上の納豆をそろえているそうです。
紀ノ国屋 鳥居由起子さん 「今非常に人気商品です。こちらのチルドコーナーでも納豆が売り上げの多くを占めています。」

WBS白熱ランキング!「納豆」

さらに沸騰してきている納豆市場。WBSは紀ノ国屋 京王百貨店 新宿店 7月の販売数ランキングを「白熱ランキング」として取り上げていました。

1位 道南平塚食品「北海道産 超極小粒納豆」160円 40グラム×3パック
2位 笹沼五郎商店「天狗納豆」216円 50グラム×2パック
3位 橋本商店「飛騨納豆」195円 (80グラム×1パックと推測します)
4位 紀ノ国屋「十勝産ひき割り納豆」206円 30グラム×2パック
5位 はまなす食品「ふっくら北海道小粒納豆」184円 40グラム×3パック
6位 金砂郷食品 「おいしい麦入り納豆」162円 50グラム×3パック
7位 紀ノ国屋 「十勝産小粒納豆」195円 30グラム×2パック
8位 ミツカン「くめ納豆プチ納豆4カップ」171円 20グラム×4パック
9位 菅谷食品「国産大粒 つるの子納豆」173円 50グラム×2パック
10位 登喜和食品 「匠・ひきわり納豆」249円 40グラム×3パック

納豆好きを公言する相内キャスターが試食し、感想を述べていました。

第1位は超極小粒納豆

1位 道南平塚食品「北海道産 超極小粒納豆」160円 40グラム×3
超極小粒の大豆は小粒よりもさらに一回り小さい。育ちきらなかった豆の使い道を農家に相談され、試しに納豆にしてみたところ、意外と美味しかったそうです。

相内さんが実際にご飯にのせて食べ、感想を述べていました。
相内「小粒なんですけれど、みっしりと旨みが中に詰まっていて、ついついかき込みたくなりますね。」

豆の食感がしっかりと残りつつも、ひきわりのような食べやすさで人気なのだそうです。
納豆は、蒸した大豆に納豆菌をふりかけてから発酵させて作りますが、道南平塚食品の社長、平塚さんは納豆菌にもこだわって、一部を自社で培養しているそうです。
道南平塚食品 平塚正雄社長「納豆菌にもこだわってやったら、もっと美味しくなるだろうなと。」

kojiは思った

栄光のランキング1位は、「道南」が付いた会社でした。嬉しかったです。函館なのかなと思ったら、登別でした。道南に住んでいながら恥ずかしながらこれまで道南平塚食品のことを知りませんでした。近くのスーパーなどでも扱っているのかな? 自分で納豆を買う事など普段はありませんが、今度納豆売り場を覗いてみようと思います。

ランキング2位以下で特にコメントがついていた納豆たち

2位は天狗納豆。納豆の本場水戸からのランクイン。2個入り。

4位はひきわりの納豆、紀ノ国屋「十勝産ひき割り納豆」。ひきわりとは、大豆を割って食べやすくしたもの。
相内「米の中に、細かいので、ひき割り納豆が入っていくんですよね。すごくよく絡みます。」ご飯とまざって食べやすいと支持する人が多いそうです。(うちの子どもたちもひきわり派です。)

9位「国産大粒 つるの子納豆」は、小粒の納豆が並ぶ中で唯一ランクインした大粒の納豆。納豆の日本一を決める品評会で、一昨年、最優秀賞を受賞した商品。大粒の豆は、北海道産で、一般的な小粒の豆と比べると2ミリほど大きいそうです。
菅谷食品 高橋武男社長
「小粒の前に比べると大粒の方が糖質もタンパク質もたっぷり含んでいる。」
相内「一粒一粒のふっくらとした食感が伝わってきます。お酒のつまみとしてもよく合いそうですね。」
大粒の納豆は、おつまみとしても人気で、風味と食べこたえがお酒によく合うという評判だそうです。

納豆ランキングの特徴

(1)小粒の納豆が多くランクインしている。

(2)北海道産大豆の商品が多い。
北海道にある大塚農場(北海道・当別町)では、納豆人気で、今年の大豆の栽培面積を1ヘクタール分増やしたそうです。
北海道の大豆が人気になっている理由を大塚農場の社長が解説していました。
大塚農場 大塚真太郎社長
「甘みが強い。糖分が高い特徴がありますので、おいしさを出すのに、北海道産大豆を使いたいという要望が多いのかなと思います。」

コメンテーターとキャスターのつぶやき

小粒が人気だという傾向について、二人がコメントを求められていました。

コメンテーター 入山先生「私は断然大粒派です。食べこたえがあっておいしいと思います。」

キャスター 大浜さん「私大粒ですね。豆腐に納豆をかけて食べています。大豆on大豆!」

kojiは思った2

コーナーの終わりのナレーションは次の通り。
「健康志向を追い風に、拡大を続ける納豆市場。その人気は粘り強く続きそうだ。」
納豆の粘りに関連させて、うまく締めくくったと思います。

糖質制限に興味を持って、なんとなく緩やかに始めたkojiです。納豆は糖質が低く、糖質制限にはぴったりだそうで、納豆ランキングも興味深く見ました。(放送からずいぶん時間たってから、録画したものを見たのですが。)
ただ、今回のランキングはあくまでも紀ノ国屋の売り上げランキングであり、味が重視されているんだろうなと思います。糖質の量によるランキングとか、コストパフォーマンスによるランキングという事ではないことを、肝に銘じておくべきでしょう。

糖質制限という事で気になったのは、おいしい納豆(大豆)は糖質が多めだという説明がされていたこと。となれば、糖質制限に向いているのは、甘みの少ない、(あまりおいしくない?)納豆だという事になりそうです。しかし、その糖質の量の差というのは、主食を食べる・食べないなどの差に比べたら微々たるものなのかなとも思います。

kojiは納豆が好きなので、塩分摂りすぎにならないように気を付けながら、これまで以上に積極的に食べていきたいと思っています。

おまけ

2016年1月に「ガイアの夜明け」で、ヨーロッパに納豆を広めたいと奮闘する茨城県の取り組みが紹介されていました。詳細は忘れてしまいましたが、ヨーロッパの人々は納豆の粘りが苦手だという事で、粘りのない納豆を開発すべく苦労したという事は記憶にあります。

改めて調べてみたら、「豆乃香」という納豆でした。日本の伝統的な食材を海外に普及させるという事は、やりがいのある面白いことだろうなと思いました。
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2017年8月29日には「マツコの知らない世界」でも納豆が取り上げられていたようです。
「マツコの知らない世界」2017年8月29日放送分納豆の世界
納豆はこれからも注目ですね。