海外へ行った息子に格安で電話をする方法を調べました

息子が1年ほど海外へ行くことになりました。ビザや向こうでの生活については、息子自身が処理していましたが、海外旅行保険と現地での両替、連絡手段については、父kojiが担当することになりました。それぞれに奥が深かったです。海外旅行保険はクレジットカード付帯の保険は侮れないという事がわかりました。現地通貨を得るのも海外キャッシングをうまく使えばかなりお得という事も理解しました。それらについては、また別の機会にまとめたいと思います。

今回は、海外との電話連絡の方法について、我が家で採用したやり方をまとめておきます。安くて簡単 という事を重視しました。

息子のスマホ・LINEのこと

国内の携帯電話は解約しました。海外では、現地のプリペイドのSIMを購入するそうです。スマホはSIMフリーのものを使っていたので、購入したものを装着して設定を済ませたら、すぐ使えるようになったそうです。

出発前には「LINEがあれば、無料で会話もできるね。」と高をくくっていましたが、LINEは国や地域によっては使えないということを知りました。LINEは万全ではないと言ことで、安い電話の仕方を考えるようになったのです。

IP-Phone SMARTの契約をして050番号を取得し、スマホにSMARTalkをインストールしてから旅立っていきました。
自分の分、妻の分も050をゲット。
Fusion IP-Phone SMARTは1枚のクレジットカード1つの番号なら登録も無料です。同じカードで2つ目の番号を持とうとすると500円かかります。今回は節約のため、3人別々のカードにしました。

安くするポイントは「050」の活用

050は、IP電話で使われる番号です。インターネット回線を使って電話をします。ですから、国内とか海外とかあまり関係がありません。電話料金をかなり抑えることが出来ます。
050のサービスもいろいろありますが、”月額基本料無料”と”留守番電話の録音内容が確認できる”ことが決め手で、FusionのIP-Phone SMART
にしました。アプリとして、SMARTalkを使います。

SMARTalk・IP-Phone SMARTの公式サイトト

IP-Phone SMART同志なら無料です!!(Fusion以外のたいていの050番号も無料のようです。)
・国内の携帯/PHS— 一律 8円/30秒(税別)
・国内の固定電話— 一律 8円/30秒(税別)
・国際電話— 8円/30秒(非課税)

日本国内の携帯電話・固定電話—→海外の携帯電話・固定電話だと、昔ほどではないにしろ、料金は高いです。
固定電話といっても、ひかり電話などいろいろなものが出てきたので一概に言えませんが、アメリカへは1分間50円~。中国へは1分間100円~くらいが相場のようです。

050は格安ですね。

050弱点

●一番の問題点
もう何度も050で会話しているので、結果的にうちの場合には、問題になりませんでしたが、実は050もLINE同様、国や地域・環境によって通信がブロックされて全く使えないことがあるらしいです。(最近は、そういうことは少なくなったようですが。)
がんばったことが、徒労にならなくてよかったです。

●これまで言われてきている弱点
・音声の遅れがあって、話しにくい。
・音質が良くない。ざらざらした感じがすることも。
・アプリをバックグラウンドに置いておかないと、着信しない。着信が不安定。
これらは、ネットで音声を届けているに起こります。アプリや通信環境、端末の性能などによって快適さが随分と変わってくると思います。

●IP-Phone SMARTの050で海外の携帯電話・固定電話に電話をかける時には、カスタマーセンターでの申し込みが必要です。カスタマーセンターに電話をしての手続きになります。(本人確認など。数分で簡単に済みます。)

我が家の海外との電話のやりとり

日本—–→海外
1)050 —–→ 050 (そのままダイヤル)
2)050 —–→ 010 – 国番号 – *****(息子の携帯番号、最初の「0」は省く)
3)固定電話 —–→ 050(そのままダイヤル)
4)固定電話 —–→ 010 – 国番号 – *****(息子の携帯番号、最初の「0」は省く)
5)携帯電話 —–→ 050(そのままダイヤル)
6)携帯電話 —–→ 010 – 国番号 – *****(息子の携帯番号、最初の「0」は省く)

料金

【考え方のポイント】 050番号は、海外にあっても日本国内の050のIP電話と考える。
1)無料。これがうまくいけば一番。着信不安定。
2)8円/30秒(非課税) 16円/1分。確実性が高く、コスパは最高!!
3)10円/3分(税抜)。これも安い! ただ着信が不安定。
4)1分100円~200円くらい(アメリカは別格)
5)21円/30秒→1分42円。(通常の通話料と同じ)・・・カケホーダイ対象になります。
ただ着信が不安定。
6)1分40円~200円くらい。使うことはないと思いますが、音質は一番いいと思います。

想定される、よくあるやり方

上記の2)=kojiのスマホから050で息子の現地携帯電話番号に電話する。短い要件なら、それですます。(5分だと80円)

少し長く話したいときは、息子にアプリのSMARTalkを立ち上げるように指示して、電話を切る。

改めて050で息子の050番号に電話する。(以降、無料通話となる。)

注意点など

最初から050同士の会話になれば無料通話を活用できるのですが、SMARTalkは着信が不安定なようです。アプリが立ち上がっている状態では、ほぼ確実に受けられますが、バックグラウンドにしておいたときに、着信を取り逃がすことがあるとのこと。

また、バックグラウンドになっているとアイコンが表示されていても、実はもっと深い眠りに入っていてまったく反応しない状態になっていることがあります。アプリのバージョンアップなどで、改善していけばいいですが、今の段階では「着信は信用できないな」というのが正直なところです。

ちなみに、auの国際ショートメールは一通100円。Eメールは使えるので、わざわざショートメールを使うことはないと思いますが、国際ショートメールはコスパ悪すぎです。

着信履歴や留守録があることをメールで知らせてくれます

Fusionのいいところは、無料で留守番電話機能が使えること。息子がうまく出られなくても、メッセージを残すことができます。(着信がうまくいかず、留守録できないことはあります。)

ただ、アプリを完全に終了させてしまっていたり、着信に不具合があっても、着信があったことをメールで伝えてくれます。なので、リアルタイムでないにしろ、電話があったことを伝えることはできます。
気が付いたら、折り返してくれるということもあると思われます。

今後の課題

再三、smartalkの着信の不安定について書いてきました。アプリが表面に出ていなくても、呼び出し音(またはバイブ)があって着信を知らせる働きを”プッシュ通知”と言うそうです。
プッシュ通知が安定しているアプリがいくつかあるそうです。無料ではzoiper というのが評判がよさそうです。Fusion純正ではないので、何か足りないところもあるのかもしれませんが、安定感には惹かれます。機会があったら使ってみて、報告したいと思います。

050はFusionを選んだのですが、同じく基本料が無料のサービスがありました。ブラステルといいます。ブラジルの会社のようですが、音質はとてもいいとのこと。プリペイド式というのも、使いようによっては安心感があると思います。
特に日本国内の固定電話あてだと、3分で8.64円。国内の携帯電話あてだと、1分 11.88円。
安いです。
留守番電話機能がないので、今回はやめましたが、機会があったら使ってみたいです。

050ではないですが、携帯の通話料を安くするやり方があります。kojiは日ごろから使っています。
G-Callという「0063」をつけてダイヤすると安くなるというサービスです。
G-call 国内・国際電話
場合によっては、この0063を使って連絡することもありかなと思っています。

いろいろな連絡の取り方を持っておくというのは、いいことなんじゃないかなと思います。
まあ、事故なく元気で過ごしてくれればいいなと願っています。