2017年2月15日(水)のめざましテレビによると、斉藤和義(50)さんが新曲「遺伝」のミュージックビデオを完成させたということでした。その内容はなんと、あの名作ドラマ「子連れ狼」をモチーフにしたものでした。「OHめざめエンタランキング」というコーナーです。思わず、反応してしまいました。
演技派俳優陣が出演しています。子連れ狼の主役、拝一刀を模した”拝一剣”は大杉漣さん(65)、大五郎を模した”大三郎”は新井浩文さん(38)。当の斉藤和義さんは木枯らし紋次郎をモチーフにした”木枯し和次郎”になっています。
斉藤和義さんのニューシングル「遺伝」は2月22日発売。(TBS系 金曜ドラマ「下剋上受験」主題歌です。)今のところ、このミュージックビデオはYouTubeにはありませんでした。(これからもアップされるかどうかわかりませんが、、、フルで見たいものだなと思いました。)
なにかわかったら、情報を更新したいと思います。
(2017-02-19記 アップされました。よっかたです。ただ、ショートバージョンです。)
このMVの中で、木枯し和次郎はギターを抱えながら歌っています。
♪人は誰でも平等で
♪いつか努力は報われる
拝一剣の殺陣シーンがあり、大三郎(新井さん)が「ちゃーん」と叫んでいます。
和次郎(斉藤さん)は、もちろん決め台詞も。
「あっしにゃあ関わりのねえこって。」
紋次郎と子連れ狼のコラボ。面白そうですね。私たち世代が狙われているのでしょう。それだけでなく、このレトロ感が逆に新鮮だというとらえもあるのだと思います。
ドラマ「子連れ狼」の主題歌
「子連れ狼」は1973年から1976年にかけて日本テレビ系列で放送されました。私も確かに見ました。ただ、1970年に小学校に入学した私は4年生~6年生。その時期に夜の9時から時代劇を見てはいなかったような気がします。ぼんやりとした記憶ですが、平日の夕方に見たのではないかと思います。この辺は自信がありません。
とにかく印象的だったのは、主題歌の「しとしとぴッちゃんしとぴっちゃん しとぴっちゃん」というフレーズです。これは忘れられませんね。ただ、これはボンカレーのコマーシャルに替え歌で使われていた影響もあるのかも知れません。「三分間待つのだぞ。」というフレーズが、頭に刻まれています。
曲名は「子連れ狼」。歌詞は、原作二十二話「別れ霜」から。この橋幸夫と若草児童合唱団による曲は、1976年『子連れ狼 (萬屋錦之介版)』第3部の主題歌です。つまり、私がよく見たのは、第三部だけだったのかもしれません。
第一部・第二部の主題歌は、「ててご橋」(バーブ佐竹)。「ててごとははごと…」で始まります。歌詞は原作三十三話「一石橋」から。これも、聞いたことはあります。
この動画では、オープニング画面を見ることが出来ますが、この雰囲気は見たことがあります。やっぱり第一部、第二部も何回かは見ているんでしょうね。
「子連れ狼」のあらすじなど
大人数と戦う萬屋錦之介の姿は覚えていますが、ストーリがほとんどわからなくなっていました。この機会に調べてみました。
wikipediaによると
柳生一族の手により妻・薊を失い、遺された息子・大五郎と共にさすらいの旅に出た、水鴎流剣術の達人で胴太貫を携えた元・公儀介錯人拝一刀の物語。
公儀介錯人というのは、架空の役職だそうです。幕府(公儀)から切腹を命じられた大名の介錯を請け負う首切り役人。社会的な身分は高いという設定になっています。拝一刀が担っていましたが、柳生の陰謀により、妻と家来を惨殺されて、地位を奪われてしまいます。
生き残った一子・大五郎を連れて刺客の道を選び、旅していきます。旅の途中には、柳生一族の刺客が次から次へと待ち構えます。拝が使用するのは名刀、胴太貫(どうたぬき)です。刺客として得た報奨金を貯めて最後に柳生と対決します。
ラストシーンの謎の言葉について
最終回は、河原で殿様や家来達の見守る中で烈堂と一刀が対決。死闘の末、一刀は敗れてしまいます。大五郎が折れた胴太貫を父親の手から取り、烈堂の腹に突進、烈堂は避けもせずに腹に刺さった刀と共に大五郎を抱え上げて、「我が孫よ・・・」と言って死んでしまいます。
この最後の「我が孫よ」は、むかしから議論の的になってきたようです。
1)一刀の妻で大五郎の母薊(あざみ)が実は柳生家の出であった。(そのことは烈堂だけが知っていた。)
2)数々の戦いを経て、烈堂の心に、一刀や大五郎に対して血縁以上の感情が芽生えた。
3)大勢の人の目の前で“わが孫よ”と言ってしまえば、大五郎は柳生の一族の生き残りということにもなり、上辺では、かろうじて柳生一族の滅亡は免れる。
私は、この中で言えば2)かなと思いますが、すっきりはしません。
原作の漫画(小池一夫原作・小島剛夕画)を読んでみたいなと思いました。
大人数でも臆せず力強く戦う姿は、かっこよかったですね。鬼気迫るものを感じたこともありました。
早くから外国へ輸出された時代劇とのことです。不朽の名作ですね。
大五郎役で人気を博した西川和孝は、知人を殺害し2017年現在も服役中。
子役時代の経験が悪い形で出てしまったのか、という声もあるようです。残念です。