NHKおはよう日本

11月2日(月)NHKのおはよう日本の「けさの知りたい」というコーナーはレコードに関する話題でした。

11月3日は文化の日ですが、「レコードの日」でもあるそうです。
日本レコード協会が昭和32年に制定したそうです。
レコードも文化だということらしいです。

堀越アナウンサーが担当です。

現在、レコードが売れているそうです。
5年間に比べるとおよそ4倍、40万枚が生産されているとのことでした。

東京渋谷にレコード店がオープンしました。
レコード好きの人たちでにぎわっています。

古いレコードだけでなくて最新の楽曲もあります。
きゃりーぱみゅぱみゅなど、人気アーティストが新しい作品をレコードを出すという動きもあるそうです。

若者のレコード人気について、レコード店の店長は、、、

「普段音楽をダウンロードして手軽に聞いている世代の人たちにとっては、レコードの大きさや重さや、針を落とすひと手間かけるところ、音楽を存在感を感じるところが、受けているのではないか。」

阿部アナウンサー 「レコードといえば、ジャケットや中の写真を見ながらじっくり音楽を聴くというのが我々の世代。手触り感というものがありましたね。」

日本全国の音楽好きが集まってレコードを楽しむという施設が、北海道新冠町にあります。
その名も「レ・コード館」
アナログレコードが消えつつあった、そのレコードを後世に残していきたいということで作られました。

大切な思い出が詰まったレコードを全国から寄贈してもらい、およそ96万枚が集まりました。

ビートルズの「アビイ・ロード」のピクチャーレコードもあります。
(かぐや姫には「アビーロードの街」という曲がありましたね。)

レ・コード館では、かびや汚れを一枚一枚ふき取っていきます。
温度や湿度などを管理して保管しています。

来館者はいつでも自由に好きなレコードを聴くことが出来ます。
通いつけている人もいます。
Tさんもその一人、
「同じ曲をCDで聞くよりも、レコードで聞く方がよく聴こえる。」と話していたそうです。

堀越アナウンサーも、「デジタルよりもレコードのほうが音がはっきり聞こえるような気がしたんですよね。」
と言っていました。

ただ、その理由については、特にコメントがなかったです。

長野県にはレコードやオーディオのコレクター、Iさんがいます。
手回しの蓄音機を持っています。
90年前に作られたものだそうです。

その音が流れました。
チリチリという音が聞こえます。
私には、音が古風に感じられました。

Iさんいわく「息遣いなど、録音した当時の空気まで感じられる。」

Iさんは、月に何回かのペースで老人ホームを訪れています。
蓄音機でレコードを聴いてもらう活動をしています。

昭和13年に大ヒットした「旅の夜風」がかかっていました。
お年寄りの女性は、「昔を思い出した」と言っていたそうです。
レトロな感じはわかりましたが、さすがにこれは、私も知らない曲でした。
このような曲は、CDにはないだろうし、Youtubeにもアップされていないでしょうね。
レコードなら、どこかに埋もれているかもしれませんね。

HBC ちちんぷいぷい

関西発の情報番組、ちちんぷいぷいでも11月2日、アナログレコードを取り上げていました。
1986年、国生さゆりのバレンタイン・キッス(2月発売)が発表された年、CDがアナログレコードを追い越したそうです。
(私はこの年の3月に大学を卒業、4月に就職しています。おニャン子クラブのファンだった大学時代の友達を思い出しました。)

CDの登場から3年後のことです。
あっという間だったんですね。

さて、その番組にスピーカー一体型のプレーヤが登場していました。
USB端子もついていて、便利そうです。
ただ、レビューを見ると、音質は期待できないようですね。

レコードのほうが心地いいと感じる人が多いようです。
その理由を解説していました。

レコードには、人間の耳に聞き取れない音が入っています。
人間の耳には20キロヘルツ以上の音は聞こえません。
なので、CDを作るときには、22キロ以上の音はカットしました。

その聞こえない音が隠し味になっていて、気持ちよさを演出しているそうです。
科学的に裏付けられていることだとか。

最近話題のハイレゾは、こうした音域をカットせずに収録しています。
レコードのような心地よい広がりを感じることが出来るというのが魅力のようです。
(これは、なるほどと、思いました。)

レコードは収録された順番に聞いていくのが普通。
これは作り手としても意図を伝えやすいカタチです。

手間がかかって、扱いにも気を遣うレコードですが、捨てがたい魅力はあるということが再確認されているんですね。
なかなか聞けないですが、レコードはとっておこうと思いました。