ビートたけし、所ジョージがやっている「世界まる見え!特捜部」に、ザータルというスパイスが登場しました。チェックが厳しく、問題がよくおこるそうで、その様子を素材にしたテレビ番組が製作されているそうです。その一コマが紹介されていました。そこにザータルが。
レバノン人の女性が持ち物について、指導されていました。食品を持ち込むときに申告が必要だったようで、それをしていないということで、罰金が請求されました。さらに、自家製ザータルの真空パックは持ち込めないということでした。
途中から、迎えに来ていた義理の息子が交渉することになりましたが、この男性は結構口が回ります。「オーストラリアに入国するレバノン人は100%、ザータルを持ち込んでいる!」と断言しました。また、「持ち込みが認められなければ、オーストラリア政府に抗議する」とも息巻いていました。ザータルを毎日食べているということでした。ということは、ザータルはオーストラリアでも売られているのでしょう。
日本でも売られていることを私は知りませんでしたが、アマゾンでも扱いがありました。知っている人はすでに知っていたのでしょう。瓶詰です。
袋入りもあります。
番組の中では、このザータルはパンにぬって食べるとおいしいということでした。気になりますね。
わかりやすい説明がありました。
ザータルと呼ばれるハーブを乾燥させてすりつぶし、酸味のあるシューマック、ゴマ、塩、オリーブオイルを混ぜ合わせたものです。
(2017-08-10現在、品切れでした。)
クックパッドにもレシピがありました。作っている人、使っている人が相当数いるということだと思います。
ザータル のレシピ 9品
いろいろな記事をを読んでいったら、ザータルは植物名なのか、加工した食品なのかあいまいになってきました。「世界まる見え!」では加工したものという説明をしていましたが、、、
次の記述ですっきりしました。
ザータルは野生のタイムで、オレガノに似た香りがする。パレスチナではこのハーブのことも、このハーブを乾燥後にゴマ、スーマック、レモングラス、塩と混ぜ合わせたハーブソルトのこともザータルという。
「世界まる見え!特捜部」の話に戻って、、、
ザータルの持ち込みを主張していたレバノン人。最終的には、「捨てるか、レバノンに送り返すか」の二者択一を迫られ、送り返すことにしました。この送料と、申告せずに持ち込もうとした食品に対する罰金、合わせて日本円で約2万円を支払って入国したというのが顛末です。
詳しいことはわかりませんが、番組からわかったシドニー空港での食品の扱いは、
(1)市販の食品できちっとパックされたものは、申告することで持ち込むことが出来る。申告していなければ罰金。払えば持ち込める。
(2)自家製の食品は、どんな包装であれ、持ち込み不可。原材料がなんであるか証明されていないから、ということらしい。捨てられるか、送り返してもらうか。
日本から、自家製の梅干しを持ち込むなんていうことも出ないんでしょうね。きっと。
個人的には仕方がないかなと思いました。手間はかかっても、不満が寄せられても、安全第一というのは大事だとは思います。