私はフィギュアスケートといえば、いまだにまず「ジャネット・リン」という名前を思い出します。
かわいらしいという印象だけで、細かいところは覚えていないのですが、小学校2年生の時に聞いた名前は強烈に刷り込まれました。
尻もちをつく失敗をしたのに、最後まで素晴らしい笑顔で滑り切ったことは、有名です。
ジャネット・リンは金メダルだったと思っていたのですが、改めて確かめてみると、銅メダルでした。
思い込みは恐ろしいなと思いました。
さて、われらが浅田真央選手。
ソチオリンピックの後、競技を休止していましたが、今日10月3日、復帰を果たしました。
フィギュアスケートの日本、欧州、北米によるチーム対抗戦「ジャパンオープン2015」です。
日本チームのメンバーは、
男子
宇野昌磨(中京大中京高)
村上大介(陽進堂)
女子
浅田真央(中京大)
宮原知子(関西大中・高スケート部)
の4人。
結果は日本が総合607.62点で2大会ぶりに優勝しました。
浅田選手は、1年の休養後初の試合ですが、代名詞のトリプルアクセルを見事着氷させました。
続く3回転フリップ+3回転ループのコンビネーションも決めます。
細かいミスはあったものの、ブランクを感じさせない演技に、スタンディングオベーションが起こりました。
2014年ソチ五輪でマークした自己ベスト(142.71点)に肉薄する141.70点をマークし、健在ぶりをアピールしました。
競技を休んでいる間、いろいろなことを考えたことだろうと思います。
私も素人ながら、もやもやを消化した後の内面の成長は楽しみにしていました。
ただ、フィジカルのトレーニングが間に合うのかどうかは心配していました。
最近は1日12時間の練習をしていたとか。
直前の練習では随分と調子がいいとは聞いていましたが、見事な復帰戦になりました。
よかった、よかった。
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ソチオリンピックの後、競技のモチベーションがなくなったようで、休止宣言。
今年5月、1年間の沈黙を破りついに、リンクに戻ることを決意しました。
その記者会見で、
「自分はスケートが欠かせないんだな、と思うようになってきました。」
と言っていました。
気になるのはやっぱり、トリプルアクセル。
ポイントも大きいが失敗も多い。
トリプルアクセルとは、、、
前向きに踏切り、3回転半して後ろ向きに着地するジャンプ。
過去に試合で成功させた女子選手はわずか6人しかいないらしい。
浅田選手も思い入れが強いもの。
試合で100回以上挑戦してきました。
これを武器に世界選手権優勝3回。
グランプリファイナル優勝4回。
グランプリシリーズ通算14勝。
浅田選手があこがれたのは、伊藤みどりさん。
同じ名古屋の出身で、1992年アルベールビルオリンピックで、女子フィギュア初のトリプルアクセルを成功させた金メダリストです。
伊藤みどりのジャンプはすごく高かったですね。
浅田選手もトリプルアクセルでは世界初があります。
バンクーバーオリンピックで、同一大会で3回のトリプルアクセルを成功させました。
ショートプログラムで1回。
フリーで2回。
ギネス認定されたそうです。
今回の復帰戦の最初のジャンプもトリプルアクセル。
これを決めると俄然、力が湧いてくるとのこと。
これからも、いい演技を見せてほしいですね。