卒業式が近くなって、携帯電話各社の店舗はごった返しているようです。高校入学に合わせて携帯電話を持たせるという家は多いと思います。今では、中学入学に合わせてという場合も随分と増えていると、聞きました。「それはちょっと早いかな」とは思うのですが、それは今回は置いておきます。

悪評高かった楽天モバイルの3日間の通信速度制限~解約

スマホ本体が欲しくて、楽天モバイルと契約したkojiでした。(スマホ購入の経緯は後で書きます。)事務手数料などを含めても、欲しい機種が他よりも安く買えることが分かったからです。もし、使い心地が良ければ、そのまま楽天モバイルを使って、今まで使ってきた格安SIMの「BIC SIM」を解約すればいいなという目論見でした。結果的には、早々と楽天モバイルを解約することにしました。一番の原因は、悪名高き「3日間の通信速度制限」です。

「3日間の通信速度制限」というのは、他の会社でもやっているところがあります。3日間のデータ通信量がある基準を超えると速度が制限されるというもの。ただ、楽天モバイルの「3日間の通信速度制限」はいくつかの点で特殊です。
1)3日間の上限値は、低速利用でもカウントされる。
高速通信をオフにして、通信料を節約したつもりになっていても、その低速利用の通信量もカウントされていて、上限に達すると制限がかかります。3日の上限値を回避するための高速通信のオン、オフは意味がないということになります。
(「BIC SIM」の3日間の上限値というのは趣旨が違っていて、低速でのデータ量が基準値を超えると、さらに遅くなるというものです。低速での利用は、ざっくり言ってしまえばお金のかからない通信で、「タダの利用には制限をかけるよ。」ということだと思います。回避するためには、高速通信を消費していけばいいんですね。仮に1か月の制限をこえて、低速になってしまったとしても、どうしてもという時には高速通信データ量を購入すれば逃れられます。kojiは納得して使っています。)

2)制限中のデータ通信で高速通信量が消費される。しかも、制限中は高速通信のオン、オフの切り替えができない。
制限のため200kbpsという低速に制限されていてるとき、高速通信が使えない状態でも高速通信量が消費されています。しかも、制限中は高速通信のオンオフができなくなります。これを知った時は、びっくりしました。ひどいなと思いました。

3)制限中は利用料量をアプリで確認できない。
通常の状態だと、今日、昨日、一昨日のデータ通信量が確認できます。しかし、制限中はこれが確認できなくなるので、制限を抜けるために計画的に使うというようなことが出来ません。制限中、低速で使用している分もカウントされていくので、解除中の通信量が多いと解除は遅れます。どの程度まで使えるのかわからないので、解除から抜け出すためには、「出来るだけ使わない」という方法がいちばんということになります。利用する人のことを考えていないなと思いました。

楽天モバイルの3日間の制限は、使いづらいというか、不自由というか、「あずましくない」(方言です)というか、、、
これまでつかってきた「BIC SIM」を残して、楽天モバイルを解約することにしました。

解約にも、ハードルがありました。解約は電話でのみ受け付け。当月の解約は15日まで。16日以降だと翌月末に解約になります。ここでも、ちょっと違和感がありました。kojiの場合電話したのが1月20日ごろだったので、2月いっぱいは契約が残ることになりました。

(今確認してみたら、会員サポートの「メンバーズステーション」からオンラインで解約が可能なようです。試しに途中まで進めてみました。手続きが済んだら解約完了メールが送られるということですから、電話なしにオンラインで解約が完了すると思われます。ここ1か月くらいの間に変わったのかなあ?)

3日間の通信速度制限解除

2月15日に楽天モバイルからメールが届きました。一部、引用します。

件名:「3日間の通信速度制限撤廃と、高速通信容量オプション (リチャージ)メニュー改定のお知らせ」
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内容:
2017年3月1日より、3.1GB/5GB/10GBプランで過去3日間のデータ使用量の合計が既定量を超えた際に設定されていた、3日間の通信速度制限を撤廃いたします。
●変更前
3.1GBプラン 540MB
5GBプラン  1GB
10GBプラン  1.7GB
●変更後
全プラン 制限無し

□注意事項
3日間の通信速度制限がなくなるため、これまでデータ容量を使い切っていなかった方も、月の途中でデータ容量が枯渇し、低速(200Kbps)の速度制限がかかることがございます。ご自身のデータ消費状況をリアルタイムで確認できる 「楽天モバイルSIMアプリ」を、是非ご活用ください。

□お知らせ
ご自身のデータ残容量が少なくなった際に、メールやスマホアプリのプッシュ通知でお知らせをお送りする機能を、今春頃ご提供予定です。この機能をご利用になるには、メンバーズステーションからのお知らせを受け取る設定変更が必要です。
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この知らせが1か月前だったら、楽天モバイルの解約は悩んだと思います。支払いには、楽天ポイントを使えたのでそれはそれで、いい面もありましたから。
解約の電話の時、オペレーターに質問されたのは、解約の理由。その時すかさず、kojiは「三日間の制限」と答えました。きっと、そんな声が随分と多かったと思います。それが、このタイミングで改善に踏み切ったということだろうと思います。kojiはちょうどタイミングが合いませんでした。縁がなかったということでしょうか。

楽天モバイル最大の欠点、「(へんな)3日間の通信速度制限」が撤廃されたことで、楽天モバイルは選びやすくなったと思います。

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kojiが楽天モバイルでスマホを購入した経緯

kojiはこれまで「BIC SIM」という格安SIMをポケットWi-Fiに入れて、Wi-Fi経由でfreetelという会社の格安スマホpriori2(2015年3月購入)やwindowsタブレットなどを使ってきました。その後、ポケットWi-Fiを娘に譲ることになり、格安スマホに「BIC SIM」を直接入れて使うことになりました。

12,562円で買ったスマホ、月々の支払い975円で、ちょっとした調べ物、音楽を聴くなどは、問題なくできていました。また、テザリング機能を使って出先でノートパソコンをネットにつないでいました。

ただ、このスマホは安さを優先したため、回線が3Gで、処理パワーもあまりありません。今では当たり前の第四世代=4G(LTEもほぼ同じことを指す)で、もう少し賢いスマホが欲しいなと思うようになりました。「BIC SIM」はLET対応で、スマホを変えるだけで劇的に速くなるはずです。

昨年の年末のことです。”安くてそれなり”のスマホを探しました。使っていたwindowsタブレットを処分していたので、スマホを買うなら画面の大きなものにしようと常々思っていました。最低でも5インチ。できれば6インチ。アマゾンで、新品・中古とらわれず探しましたが、今一つ、ピンときません。他のところも見てみましたが、決断できず。

数日うろうろした挙句、楽天モバイルの年末キャンペーンで決めました。5.5インチでバッテリの持ちが異常に良いと言われるZenfone Max。重いのが難点でしたが、コスパで判断すると楽天モバイルのキャンペーンでこいつを購入するのが一番でした。アマゾンの値段は2万ちょっとでした。
事務手数料(通常3,394円=SIM代金と言ってもいいと思う)込みで、データーSIMの契約でも税込み16800円。しかも最低利用期間なし。

※最低利用期間なし、はなかなかありません。掘り出し物だったと思います。12月8日に申し込みました。1月のひと月分だけ払って解約しても、十分安いなと思いました。
※この手のキャンペーンは、通話SIMを申し込むと月々の料金が高いせいだと思いますが、端末の割引率は高くなります。

Zenfone Maxは今もキャンペーン対象端末ですが、今日現在の条件は、
・通話SIMを申し込みの場合→端末が13,700円(税別)。最低利用期限→開通月を1カ月目として12カ月。(契約解除手数料=9,800円)

・050データSIM(SMSあり)/データSIM(SMSなし)を申し込みの場合→端末が15,700円(税別)。最低利用期限→開通月を1カ月目として6カ月。(契約解除手数料=9,800円)

・事務手数料はともに3,394円

kojiはデータSIM(SMSなし)だったので、今このキャンペンをあてはめれば、端末15,700円+消費税1,256円+事務手数料3,394円=合計20,350円!しかも6か月の縛りあり、ということになります。kojiの購入したときのコスパの良さがわかっていただけるかと思います。ただ、これでも新規に格安SIMを使い始めるとすれば、”SIM代を含めてたうえで”、アマゾンの端末の値段くらいなので、悪くはないと思われます。

楽天モバイルのメリット

上にも書きましたが、楽天モバイルは常に端末とセットの加入キャンペーンを行っています。これが一番の楽天モバイルのメリットだと思います。とりあえず、格安スマホをスタートするという時には、一番の選択肢になると思います。これも、今回、3日間の通信速度制限がなくなったからおすすめできることです。

★楽天モバイルキャンペーン情報はこちら → セール情報

楽天モバイルのメリットをあげると次のようになります
・格安スマホが安く買えるキャンペーンをいつも実施している。
・ 通話SIMを契約した場合、楽天市場でもらえるポイントが2倍になります。
・ 月額850円で5分以内の電話が無料でかけ放題になるオプションがある。
・月額料金も比較的割安。
(低速のみ・データー量無制限のベーシックコースでは端末が安くなるキャンペーンの対象にならないようなので、注意が必要です。)

楽天モバイルの注意点

kojiが一番痛感したのは、サポートの電話がつながりにくいこと。また、実際に要件に入るまで機械音声とのやり取りがけっこう手間でした。さっきも書いたように、以前は解約の申し込みが電話のみの受付けなので、とても困りました。(今は、解約はネット上でできるようになったと思われます。)
kojiが解約電話をしたとき、1日目はあきらめました。2日目は20分くらい別なことをしながら待ちました。ほんとに、やっとつながったという感じです。

他に、これもすでに書きましたが、
・15日までの解約手続きでその月末での解約、16日を過ぎると次の月の末まで解約できない。
・キャンペーンには、最低利用期間がある場合が多く、それ以前の解約では契約解除手数料=9,800円がかかります。

・キャンペーンには、いろいろなパターンの条件があります。面倒でもよく確認しましょう。購入場所によって対象にならないこともあります。

まとめ

キャンペーンを常にやっている楽天モバイルが、最大の欠点を解消して、選びやすくなりました。格安スマホデビューにあたって、端末を含めたコスパを考えたら、まず楽天モバイルのキャンペーンを見てみることをお勧めします。楽天をよく利用する人は、支払いに楽天ポイントが使えたり、ポイントアップのシステムもあるので、よりメリットを感じられると思います。

koji的には、音声通話用にガラケーを残しつつ、データのみの格安スマホを使うというのが今のところ、一番良いかと思っています。この組み合わせについては、別の機会に書きたいと思います。