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2017年8月17日(木)のWBS、「治る!最前線」はぜんそくでした。

ぜんそく(喘息)とは

・国内に600万人の患者がいるといわれ、そのうち6割が大人の患者と推計される。
・ぜんそくとは、肺の中の軌道に炎症が起こり、狭くなってしまう病気。
・気温の変化やほこりなど、わずかな刺激にも反応し、激しい咳などの発作を引き起こす。
【原因】:喫煙やハウスダスト、ストレスなどが原因と考えられている。
 ※症状が見過ごされ病に気づかないケースも少なくない。
・ぜんそくによる死者は、年間で1500人に上る。甘く見てはいけない、実は恐ろしい病。

ぜんそくの患者の声

都内に住む70代の菊地さんは、およそ40年前から喘息を患っているそうです。5分程歩いていると、呼吸に雑音が入る喘鳴(ぜんめい)という、喘息特有の症状が現れました。。
菊地さんは喘息の症状を抑えるため、10年以上毎日数種類の薬を続けているそうです。
菊池 「一番辛いのはやはり咳込むことですね。咳がずっと続いて眠れない時が一番苦しい」

専門家の警告

順天堂大学 順天堂 東京江東高齢医療センター 呼吸器内科科長
熱田 了先任准教授 「喘息は死なない病気ではない。死ぬことがある病気だと思っといたほうがいいと思います。」

ぜんそく(喘息)の最新の検査法

喘息を簡単に診断する最新の検査が登場しています。順天堂 東京江東高齢医療センター(東京・江東区)で行われています。

長引く咳・30代の田中さんの場合

田中「2、3ヶ月前から咳がひどく出る。苦しくて仕事に集中できない。」

咳は喘息以外の病気でも症状が現れることが多く、これまで診断が難しいことがあったそうです。そこで田中さんは、最新の検査を受けることにしました。

「呼気の中の一酸化窒素の測定をします。」

田中さんが受けるのは、呼気NO(一酸化窒素)検査呼気に含まれる一酸化窒素の濃度を測定する検査です。

喘息になると気道が炎症を起こし、呼気に含まれる一酸化窒素の濃度が上昇するそうです。他の病気ではこの一酸化窒素の上昇が見られないため、喘息と診断できるとのこと。
検査はおよそ10秒間、筒をくわえて息を吐くだけ。
結果はすぐに表示されます。【数値が37以上だと喘息が強く疑われる。】すぐに医師から検査の結果が伝えられました。
熱田 了先任准教授 「今回やった検査の結果を見ると、問題ない。」

検査で早期に発見し、治療を行えば効果も高い。検査費は保険が適用され、3割負担で720円。

熱田 了先任准教授 「すべての喘息の方がNOが高いわけではないんですけど、高ければ喘息の診断に近づくのは間違いない。」
「診断まで早いっていうのが一番のメリットだと思います。」

ぜんそく(喘息)の最新治療・内視鏡で気管支 加熱

これまで薬の治療しかなかった喘息に、新たな治療法が登場しています。
国立国際医療研究センター病院(東京・新宿区)から。

子供の頃から喘息を患う30代の吉田さん。薬を使った治療を続けてきましたが、症状を抑えることができませんでした。
そこで吉田さんは最新の治療を受けることにしました。使うのは、気管支鏡と呼ばれる内視鏡カメラ。

まずは、これを患者の気管の先まで挿入していきます。続いて取り出したのは、特殊なカテーテル。
気管支サーモプラスティ
吉田さんが受けるのは気管支サーモプラスティと呼ばれる治療法です。このカテーテルはレバーを操作すると細い電極のついた先端が広がるようになっています。

喘息患者の気管支は、発作を繰り返すことで内側の筋肉が厚くなっています。そのため、ホコリなどのわずかな刺激に筋肉が過剰に反応し、収縮して咳などの発作が起こるのです。治療はこの特殊なカテーテルに電流を流し、気管支の壁を65度で加熱します。熱によって筋肉の細胞が死滅することによって、筋肉が薄くなり、発作を抑えられるというわけです。

カテーテルを内視鏡に通して気管支の先端まで送ってい来ました。
カテーテルに電流を流し、およそ10秒間。気管支に熱を加えます。50回から60回通電し、気管支全体を加熱していくのです。
およそ1時間で治療が終了しました。

治療は3週間以上の間隔をあけ、合計3回行う。

別の患者の物ですが、肺を輪切りにしたCT 画像が紹介されていました。治療前に比べ気管支の壁が薄くなり、気道が確保されているのがわかります。

この治療は3日ほどの入院が必要。まだ新しい治療のため、5年間のデータしかありませんが、およそ8割の患者に症状の改善が見られたとのこと。
治療費は保険が適用され、1回あたり3割負担でおよそ15万円。

国立国際医療研究センター 呼吸器内科 飯倉元保 医長
「薬物治療と違って、「気管支サーモプラスティ」は少なくとも5年間は効果が出るという観点で言うと、長期的に効果がある治療ということにはなります。」

発作で生活に著しい支障をきたす喘息。新しい治療と検査の登場のおかげで、救われる人が増えていくだろうという事でした。

まとめ

喘息は、アレルギーに関係していることが多いようです。その治療は、アレルギーの原因や条件を遠ざけるという予防と、発作が出てしまったときの対応という事が中心だという事は、当事者でなくても、想像がつくことです。今回は、気管支の筋肉の自体を薄くし、過剰反応しにくくするという今までにない治療法が紹介されていました。根本的なアプローチと言ってもいいかもしれませんね。頼もしいです。

内視鏡は、さまざまに活用されていますが、とにかくすごいですね。小さく、細くなることでできることが飛躍的に多くなってきていると思います。これからも、進歩を続けていくことを願います。

おまけ

ぜんそくの表記について

WBSではぜんそくの表記は、すべてひらがなでした。わかりやすくするという意図なのだろうと思いますが、一般的にはまだまだ「喘息」という漢字表記も多いと思います。「喘」という字は訓読みすると「あえーぐ」。喘息以外では「ぜん」という音読みはあまり使わないようですね。
東洋医学ではぜんそくは哮喘(こうぜん)だそうです。

(哮は発作性の喘鳴を伴う呼吸疾患で、喘は保迫するが喘鳴は伴わない呼吸疾患である。双方は同時に見られることが多い為、はっきりと区別することは難しい。虚証・実証に区別はされるが、気機(昇降出入)の失調で起こる)。

気管支喘息

「気管支喘息」という言葉も聞きますが、一般的には「喘息」と同じ意味のようです。上記のWikipediaの見出しも気管支喘息でした。他のサイトでも、気管支喘息と喘息は同じ意味で使っていました。しいて言えば、病名としては「気管支喘息」、症状・症候群として「喘息」という具合に、ニュアンスが違うところもありました。

小児喘息

「小児喘息」という言葉もありますね。子供のころは、喘息を起こしやすいようです。自分もたまに激しい咳をすることがあったように思います。息子もしつこい咳をしていて、「喘息かもしれない」と耳鼻科の先生に言われたことがあります。

小児喘息の約70%は、思春期までに自然によくなるといわれます。これは、治療をしなくてもよいということではありません。
 喘息発作を放置すれば呼吸困難がひどくなるばかりではなく、喘息が重症化し、喘息死の可能性も出てきます。また、成長に悪影響を与えることもあります。
 適切な治療を行えば、成長によるアレルギー体質の改善とともに小児喘息もよくなることが多いと考えてください。


自分のことは忘れてしまいましたが、息子は中学校の頃には激しい咳はなくなりました。アレルギー性鼻炎が良くなってきたのに合わせて喘息の症状もなくなったような気がします。上のサイトにもあったように、その時その時に、医者にかかるなどの対応はしつつも、「大人になると症状が無くなることもある」という前向きな気持ちを持っていることが大事なのかなと思いました。

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